【国土交通大臣認定工法】
建築基準法第68条の25第1項【構造方法等の認定】の規定に基づき、同法施行令第129条2の4第1項第七号ハ【防火区画貫通部1時間遮炎性能】の規定に適合するものと国土交通大臣より認められた工法のこと。近年は1時間耐火が主流となりましたが、様々な場面に応じた工法が存在致します。壁の構造や貫通物、現場の状況に応じて工法を確実に選定し、法令を遵守し施工する事が要求されます。
※特定共同住宅の住戸等(壁又は床)の共住区画には国土交通大臣認定工法が使用できませんので細心の注意が必要になります。 共住区画について 詳しくはこちら
建築基準法第68条の25第1項【構造方法等の認定】の規定に基づき、同法施行令第129条2の4第1項第七号ハ【防火区画貫通部1時間遮炎性能】の規定に適合するものと国土交通大臣より認められた工法のこと。近年は1時間耐火が主流となりましたが、様々な場面に応じた工法が存在致します。壁の構造や貫通物、現場の状況に応じて工法を確実に選定し、法令を遵守し施工する事が要求されます。
※特定共同住宅の住戸等(壁又は床)の共住区画には国土交通大臣認定工法が使用できませんので細心の注意が必要になります。詳しくはこちら
耐火ブロック充填工法
色々なサイズの異なる耐火ブロックを貫通物や開口に応じて充填していく工法です。作業場所を汚さない上に可能な貫通物も多種多様です。施工性は非常に優れていて、メンテナンスにも優れています。床開口では業界No.1の開口面積が施工可能です。
耐火形成板充填工法
壁床貫通部共に施工後は一体化し、意匠的にも優れた工法です。ロックウールボードを開口、ケーブル又はケーブルラックに沿って加工し、充填後シーラントにて隙間を埋めます。遮音性、耐水性や経年劣化にも強い工法です。
【施工写真】日東化成工業株式会社 【プラシール NF-12HM】
※耐熱シール材充填工法の一例
耐熱シール材充填工法
耐熱シール材を充填する工法です。施工性がよく、あらゆる建築物で使用頻度が高い工法だと言えます。国土交通大臣認定工法以外にも、総務省令第40号の規定に対応する(一財)日本消防設備安全センターの性能評定を取得しているシール材もございます。
耐火間仕切板取付工法
従来より広く使用されている工法です。ケーブル又はケーブルラックの形状に加工したケイカル板を取付、耐熱シール材で塞ぐ工法です。開口の形状に問わず、複雑なケーブルの貫通処理にも対応でき、仕上りが綺麗になる工法です。
電線管・短管工法
熱膨張材系のシートを管口に巻きつけるだけの簡単な工法です。片面だけの施工でよく、自己融着性があるので非常に作業が簡単です。写真の他にもシール材を充填する工法や、決まった形状の金具を取り付ける工法などもございます。
PF管・ケーブル貫通部用工法
柔軟で薄いシート状の耐火材を使用するので、非常に施工性が良く、片側だけで施工が完了するので作業性にも優れています。その他にも耐熱シール材を充填するだけの工法や、PF管、ケーブル以外の異種管貫通に対応する工法もございます。その他には共住区画に対応する(一財)日本消防設備安全センター性能評定工法もございます。
【資材写真】株式会社古河テクノマテリアル 【プロテコシートP2-eco】
※認定外工法
延焼防止措置材
遮炎シート・テープによる防災システムとして従来の塗料系延焼防止材と比較し、シート巻付け、結束ベルト固定で完了する工法なので施工性に優れ、撤去、又は再通線時にも再利用が可能です。また、防カビ性や耐水性、耐油性、耐薬品性にも優れており、様々な環境下での使用が可能です。
特殊工法
NTT工法や電算センター等の特定仕様工法、危険物対応、防爆工法、止水処理や防水処理、遮音処理、電力系ケーブルにも対応する工法等がございます。また、ごみ処理施設、下水処理施設等での防臭区画に対応する工法など、様々な状況に対応する工法が存在致します。